こんにちは! ノマドワーカーを目指す、元バックパッカーの主婦・すずです。
今回は商材ではないのですが、ブログを閲覧してくださっている方からいただいた情報です。
詐欺被害者を救済する公的機関のようなフリをして、
とても高額な調査費、着手金などを請求してくる団体などがあるそうです…
しかも複数。
ご相談いただいたものを含めて、いくつかの事例を紹介します。
詐欺の二次被害・特殊詐欺とは?
注意ポイント
詐欺被害者救済や被害回復を謳う業者や団体から
返金訴訟をしよう、賠償請求をしようなどともちかけられ
手数料や調査費用、指導料などの名目でを高額な費用をとられてしまうことを言うようです。
そういった団体はほとんどの場合、公的機関でもなく、
スタッフは弁護士等の資格も有していません。
(弁護士資格を有しない者による非弁行為は違法です。 )
個人情報や被害情報の提供は、 さらなる二次被害に繋がる可能性もあるのだそうです。
カモリスト等の名簿取引業者へ転売される可能性もあるとか…
過去に金融会社や情報商材販売元に返金依頼をしたことはありますが、
最初っから行政機関・公的機関に相談していました。
こういうところに相談していたら、もしかしたら二次被害にあっていたのかもしれません。
どのサイトも政府や経済産業省、警察庁のバナーをはったりして
一見、公的機関みたいに見えますけど、違いますよ〜。
詐欺の二次被害・特殊詐欺の事例
インターネット上で見かけた、二次被害の情報を紹介します。
掲載されていた団体が悪意を持って二次被害詐欺を行っているのかどうかは不明ですが、
実際にこういうことがあったよ、と言う事例として紹介いたします。
金融商品情報相談窓口(フィナンシャル インフォメーション、有限会社タートル)
会社名 | フィナンシャル インフォメーション |
---|---|
責任者 | — |
所在地 | 大阪府大阪市中央区南新町1-4-1 |
電話番号 | 0120-694-025 |
URL | https://sakimono-sos.net |
メール | info@sakimono-hunter.com |
投資資金について少しでも「おかしい」と思う方、
自分で判断する前に専門家にご相談下さい。
損金なのか、被害金なのか判断します。
だそうです。
結局こちらの団体が何をやっている団体なのか、このサイトではよくわかりません。
というか、サイトがすっごくわかりにくいんですけど…
なにやら金融商品の詐欺被害に遭った方の無料相談をやってくれるらしいです。
「専門家にご相談下さい」とありますが、この団体に弁護士さんや司法書さん、行政書士さんがいるわけではないようです。
「専門家」って、一体何の専門家なんでしょう…?
相談は無料みたいなんですけど、
弁護士を紹介し着手金を支払わせ、
また、100万円以上もする商品先物取引調査・分析の契約も勧められるそうです…
弁護士法違反の有限会社タートル・同社代表者山下玲子・山下一夫に逆転全面勝訴、同人らに関する情報求む
- 静岡県中西部在住の男性(自営業、46歳)が商品先物取引被害(僅か40日で被害金額約720万円)に遭い、インターネットで有限会社タートル(大阪府池田市井口堂3丁目3番12号 代表者は取締役山下玲子=山下一夫の母親)が運営する先物取引の無料相談サイトを見つけて相談したところ、同社の実質的経営者山下一夫(大阪市北区長柄東)に導かれて大阪弁護士会所属のA弁護士を紹介されて委任契約を締結し、着手金52万5000円を支払った上、タートルとの間で商品先物取引調査・分析依頼契約を締結させられて分析費用等名目で合計159万円もの金員を請求され支出させられました。また、山下一夫は商品先物取引業の許可を得ていないにも拘わらず、男性に金の商品先物取引を勧誘し、証拠金として500万円を出捐させられました。
- 上記分析費用等名目の金員は、弁護士の資格がない山下一夫がA弁護士と役割分担して法律事務の取り扱い及びその斡旋に対する対価として報酬を得たものであり、弁護士法72条違反(非弁提携)に該当するものであるため、当職は男性の代理人として静岡地裁浜松支部に対し、弁護士法違反等の違法行為を根拠に損害賠償請求事件(請求額約790万円)を提訴しましたが、一審の担当裁判官は弁護士法違反に全く理解がなく、全てにつき原告の請求棄却の判決が言渡されました。
- 男性は東京高裁に控訴し、第1民事部深見敏正裁判長は2016年8月31日男性の請求をほぼ認容する逆転全面勝訴の判決(認容額704万3000円)を言渡しました。同判決は、非弁業者が弁護士と提携して役割分担して分析費用等の名目で金員を支払わせたことについて正面から弁護士法違反を認める判断をしたものです。
引用元:http://plaza.across.or.jp/~fujimori/sonotasagi.html#ss04
※より詳しい情報は上記引用元を参照してください
(社)詐欺被害情報管理機構
会社名 | 一般社団法人 詐欺被害情報管理機構 |
---|---|
責任者 | — |
所在地 | 東京都渋谷区道玄坂1-15-3 |
電話番号 | 03-6427-8660 |
URL | http://www.wise-agent.com |
メール | info@wise-agent.com |
一般社団法人詐欺被害情報管理機構は,特殊詐欺,悪徳商法その他副業詐欺商法などの被害に遭われた方の被害救済を目的とする被害者支援活動,及び詐欺被害に関連する最新情報を提供し被害抑制を目的とする活動を行う非営利法人になります。
専門の相談員がご相談者様の被害状況をお伺いしたうえで,被害救済方法の指針を示し,これを実現させるための企画を立案します。
こちらも「詐欺被害は諦める前に専門家の必ず相談してください」と言っていますね。
ただサイト内に「当法人では,事案に応じて,弁護士,司法書士又は行政書士に取り次ぎ問題解決の懸け橋になります。」という記載がありますので
この団体に弁護士さんや司法書さん、行政書士さんがいるわけではないようです。
「一般社団法人」とか「〜管理機構」とか聞くと、公的機関かな…?って思ってしまうかもしれませんが、社団法人って、公的機関じゃないですからね。
こちらの団体、以前は「NPO詐欺被害救済センター」という名前だった模様。
あとは「総合探偵社ワイズエージェント」って名前だったこともあるようです。
なるほどなるほど、元々探偵事務所なんですね…
詐欺被害の解決・返金をうたう探偵業者に関する注意勧告は、警察庁が出しています。
弁護士ドットコムというサイトで、この団体がどのようにしてお金を請求してくるかということが相談されていました。
弁護士さんから「二次被害案件」という言葉が出ています。
詐欺にあい、詐欺被害救済支援機構というところに電話をかけ、後から危ないと知ったので、メールでやはりやめますと行ったのですが、
総合調査会社というところと提携しており、そこからメールでPDFを送られて来るのを一応待ってたのと、契約書サインしてないが、向こうから今日メールで
昨日区役所と、詐欺師の家まで行ったので、日当と交通費を21600円要求されました。
引用元:https://www.bengo4.com/c_1009/c_1410/b_657905/
※より詳しい情報は上記引用元を参照してください
詐欺被害を救うと言っている団体なのに…
いずれも、その時にタイムリーな被害件数の多そうな詐欺案件・詐欺事件をサイトにアップし、その被害者さんを集めているようです。
何かの案件で実際の被害者さんが詳細な敬意をアップしていたので、
すずもリンクして紹介したことがあると思います。
詐欺被害者を救うと言っている団体なのに、
上記のような行為をしている…何とも残念な話。
もう一度書きますが、どちらのサイトも
政府や経済産業省、警察庁のバナーをはったりして
一見、公的機関みたいに見えますけど、違います!
やっぱり相談は、公的機関やきちんと資格を持った弁護士さんや司法書さん、行政書士さんにお願いしないといけませんね。
直接頼んだ方が早いし、仲介料とられないよね…
詐欺被害に遭った場合どうしたらいいか
実際に詐欺被害に遭ってしまった場合にどうしたらいいか、ですが…
実際に、過去にすずが
悪質な金融会社や情報商材の返金を求めた際にどういったことをしたかを
こちらのページにまとめていますので、
参考にしてみてください。
すずが実際に詐欺被害に遭った時に行ったこと
詐欺被害に遭ったら
(返金請求の仕方や公的な相談先など)
すずの元にも
「詐欺被害に遭ってしまったのですがどうしたらいいですか?」
みたいなご連絡、時々頂きます。
すずの把握している案件でしたら、その案件に関する情報はご提供しますし、
自力で解決できそうなことでしたら方法のご提案とかもいたしますが、
基本的には、国民生活センターや金融庁にすぐに相談することをおススメしています。
結局自分が被害者でもなく、状況を把握しているわけでもない以上、
すずにできることって、ほとんどないですから…
すずもいろんな経験をして来ていますが、やっぱり
騙されるのは自分の認識も甘かったと思うことも多いです。
もちろん、悪意を持って騙そうとしてる相手も悪いとは思うんですけど、
自分がもっとしっかりしてたら、ひっかからなかったんじゃないかな、って。
何かを購入したり、参加する場合は、しっかり調べてからにしたいものですね!
今後も気になる案件とかは、ガンガン調べて、情報をシェアしていきたいと思います。